言語・構音障害のタイプ
音韻障害
いろいろ話はしますが、発話自体が不明瞭で何をいってるか分かりにくいタイプです。しかし,1音や2音節程度の単語は明瞭に話し、音節数が多い単語や、文章になると、全体的に「ふにゃふにゃ」話している感じです。。子供は話し始めの時「あんぱんまん」を「あーぱーあー」といったり、「みかん」を「いあん」など子音(「ma」「mi」の子音は「m」です)を省略したりします。また、「あんぱんまん」「あー★―ん」というように★の部分が不明瞭になったりします。しかし、月齢があがってくるとそれらは自然と改善し、幼児の話し方になってきます。このタイプのお子さんは、話す内容は同年齢の子供たちと大きく差はありませんが(但し、年齢が上がるにつれて話す内容も若干幼い感じはしてきます)、いつまでも赤ちゃんのような話し方をします。
『訓練は?』
「みかん」の「み」はどこの場所にあるかな?等、音の認識をつけさせていきます。軽度のお子さんの場合は効果が上がりやすく1年程度で改善されてきます、但し、このタイプのお子さんは音の認識がよくなり「ふにゃふにゃ」した発話が軽減してくると発話器官の運動の緩慢さがみられてきます。そのため、訓練の中盤からは構音へのアプローチも行っていきます。